レトロラジオ再生工房は永年培った
新旧の技術経験で休眠ラジオを再生させ
昔の文化が甦り現代生活の中で輝かせます。

 今までに手がけた一部を紹介いたします 出来るだけ初期のままの構成を維持したいところですが部品の調達や安全基準の問題で異種の真空管や部品の使用により回路構成の変更改造などが必要になります。

◆自作コンソール電蓄の修復

動作品ですが安全性向上のため
点検・クリーニングの実施工程を記録致しました。

↑1954年頃に当時の家庭の音響製品で「高嶺の花」の「電蓄」を自作して販売していたものが、古くからのお客様が大切に保管されておられました。20数年前に処分してほしいと言うことで喜んで戴いて帰り自分の宝物にしていましたが、今回分解クリーニングすることになり、シャーシー内部は見ておりませんので、当時を回顧しながらその工程を記録いたしました。
注:オーディオマニア用の音質重視のものでなく一般用です。コンソールキャビネットの傷等は後日補修予定。

↑約60年ぶりに箱から出たシャーシーは意外にほこりが少な
いのは使用しない時間が圧倒的に多く、かつ保管状況も良か
ったでしょうか?

↑きれいにサッパリしてダイヤルのスケールもはっきりみえてきました。 
↑スピーカーはオンキヨー8インチ(20cm)パーマネントダイナミックスピーカーです、緑の配線は音質改善のためボイスコイル端子から負帰還(NFB)用の配線です。 レコードプレーヤー部は78回転オートストップフォノモーター、清掃と注油でOK。ピックアップはクリスタルカートリッジ、鉄針ですが、さすがに経年劣化のため出力は激減です。
↑ピックアップの入力   ↑緑の線はフォノモーターの電源 ↑左から●6BE6局部発信/周波数変換 ●6BD6中間周波増幅●6AV6検波/低周波増幅 ●6AV6低周波増幅 ●6AR5低周波
出力 ●5Y3GT両波整流 ●6E5同調表示マジックアイ

       ↑赤、緑のコード付きプラグはスピーカーへ ↑使用真空管  6E5マジックアイを含め計7球使用
↑シャーシー内部の配線とコンデンサー、抵抗類・バリオーム・セレクトスイッチなど劣化は殆ど見られず。

↑音量調節バリオーム

↑電源スイッチと音質調整

↑6BE6局部発信/周波数変換部アップ ↑6BD6 中間周波増幅部アップ
↑6AV6検波/低周波増幅から6AR5出力回路アップ ↑6AR5出力回路と5Y3GT整流回路アップ
↑周波数変換回路から低周波増幅回路

↑低周波増幅回路/出力回路/負帰還回路/整流回路

↑トーンコントロール回路アップ ↑検波から出力、電源回路まで
↑電源コード劣化のため交換

↑PHONO/RADIOセレクトスイッチ部アップ

↑大型二連バリコン マジックアイ 大容量ケミコン ↑中間周波トランスと6BD6

製作後58年経過を感じさせない質感が感じられ、音も6AR5シングルなので精々3Wの出力、8吋ダイナミックスピーカーから奏でる音は真空管から発せられる熱で昔の香りを彷彿とさせるものでした。

当時の高級ラジオの定番5球スーパーを少しバージョンアップして負帰還 NFB(ネガティブフイードバック)をアレンジした音質調整回路とあいまって素直な音を感じます。

同調表示管(マジックアイ)を含めて7球使用でTEN/NECの混成です。

今後コンデンサーを全交換しようと考えています。


懐かしい、さすがの「山水」の電源トランスです↑  

真空管ラジオの修理ならどんなに古い製品でもご相談くだ
さい。
どうしても修理が不可能な場合はレトロラジオの雰囲気を
残しながら、改造をいたします。

「レトロラジオ再生工房」が大正、昭和のロマンを復活さ
せます。

ご家庭に年代物のラジオなどがございましたら、ご連絡を
お 願い致します。真空管などが紛失していても、
代替えの真空管で間に合う場合があります。
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