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◆1969年製COLUMBIA STEREO DSC-858TFの修復修理 |
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奈良市在住のご依頼者の数々の思い出の詰まったステレオ電蓄ですが、故障のため、永年の間テレビの代替わりになっていました。 完成 2013.05.31 |
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シャーシーはプリント配線で比較的コンパクトに纏められています。
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長い年月使用されていません、理由は故障したまま、テレビの台になっていました。 |
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各部点検しましたが、電源が入らない原因はどうやら、このシャーシー内ではないと断定しました。 |
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調べた結果、レコードプレーヤーに問題を発見しました。
このプレーヤーは「レコードを聴きなから就寝しても、最後で自動的に全体の電源が切れる」事になっていました。 ところが、メカの経年劣化で、グリスなどが固形化してロック状態で、復帰しない為電源が入らない事になっていました。 そこで、メカを無理に電源の入る状態にして、とりあえず、アンプ部分の点検に入ります。 |
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これで、電源は入りますが、スライド式のバリオーム、セレクトスイッチの猛烈な接触不良は先ほどの「土ホコリ」の影響と思います。 |
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左上 スライド式のバリオームはRLが一つにまとまっていますが、何度も接点復活剤を噴射し、スライドを繰り返しますが中々良くなりません、根気がいります。 |
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次は問題のレコートプレーヤーの修理です。 先ずモーターの吊り下げクッションゴムはやはり、凄い経年劣化です。 |
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前回も実施したとおり、ゴムブッシュを3ヶ所交換して、注油を施し、メカも分解出来るところはいいのですが、一旦バラスと組み立てが出来ないヶ所は潤滑剤などで対応します。 |
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この部分の動作のタイミングに遅れが出るようです。スプリングの戻りが鈍いようです。 |
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アイドラー、モータ軸、ターンテーブル軸受けに注油 |
ターンテーブルの回転に成功して、レコードの再生が出来ました。 手動で使用することとします。 |
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スピーカーは密閉式です。水濡れしたのでしょうか、崩れていますのでボンドで修正します。 |
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全面に吸音材が貼ってあります。 |
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右スピーカー |
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左スピーカー |
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左上 以前に何らかの状態で後ろに大量の水がかかり、そのままで、パーティクルボードにしみ込み、荷重がかかり、底板が脚部の触部が陥没していますので当て物をしてボンドで固めました。
右上 「天板にテレビを置いていますので少し低くして欲しい」とのご希望で、 脚を6.5cm縮めました。 パーティクルボード底板後部の角を補強のためアルミアングルを取り付けました。 左下 角が崩れてきています。 右下 脚部固定金具の片方が欠損していましたので、取り付けしました。 |
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全高が6.5cm 低くなってテレビが見やすくなります。 |
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梱包後の横幅は約1700mm 総重量70kg |
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奈良市のマンション4階から、引き上げ時は、大きすぎて、エレベーターに乗せることが出来ず、階段から人力でしたが、納品時は、安全を考慮して、エレベーターに乗せることにしました。 後で聞いた話ですが、ご愛用者のご主人は思い出に浸りながらステレオの前で3時間ぶっ通しで、楽しんでおられたそうです。 休日返上で取り組んだ老朽機との別れに一抹の寂しさがこみ上げてきます。 |
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真空管ラジオの修理ならどんなに古い製品でもご相談ください。 |
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