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◆1963年製ナショナル真空管パーソナルテレビ修復修理 |
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50年以上前のナショナル真空管式白黒テレビ「TP-23A(N)」 ビデオ入力端子のないアナログテレビに映像を映すには、前準備が必要です。
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珍しい真空管式でポータブルタイプになっています。ロッドアンテナも付いています。
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製造年が不明ですが、50年以上は経っているでしょう。丁寧に保管されています。
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狭い空間にぎっしり部品が配置されています。
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当時は最先端のプリント配線です。 |
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ゲーム機のRFモジュレーターを改造して地デジチューナーからの出力をアナログの電波に変換して映しました。 |
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映像はかなり不安定ですが、各部を調整して、一番良い時点で撮影しました。 ブラウン管はしっかりしていますから映りはきれいです。 各真空管は一応大丈夫らしいですが、コンデンサー類の劣化がかなりあるようですので、調べて交換しなければなりません。 プリント基板の絶縁低下の影響も否めません。 |
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同期が不安定なのは、同期分離回路の「積分回路」の不具合と判定。 この右側の緑色のCR複合部品が怪しいので、手持ちの左のものを工夫して交換しました。 |
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その結果同期はほぼ安定しました。 しかし、部品交換して気づいたのは、経年劣化も否めませんが、 初期のプリント配線膜は薄くベークライト基板から剥がれやすくて注意が必要でした。 垂直回路のコンデンサ及び抵抗類は全てチェックしました。 |
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垂直上下のビリツキは依然として発生しています。 |
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写真の奥の真空管は垂直発振と出力を一本で賄う「18GV8」という3極管と5極管の複合管です。 立ち上がりも遅く不安定な状態ですので、新品と交換する事にしました。 |
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今時こんな珍品の真空管が新品で入手は難しいと思いながら、検索の結果ヤフオクで新品で入手出来ました。 これはラッキーでした。(左側が新品) |
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到着後、即交換してみました。確かに立ち上がりは改善されていますが、 相変わらず、ビリツキは出ています。(右奥の少し傾いて差してあるのが新品の18GV8) これで一気に絞り込みが出来ました。 原点に戻ることにします。 最初、ビリツキに疑問を抱いたのは「振幅調整」の半固定のバリオームの接触不良でしたから、 入念にチェック、調整を繰り返したつもりでも、その時点では判別できなかったのですが、 今となれば過信いていたように感じます。 結局、バリオームの端子の固定部側のリベットのカシメ部とカーボン抵抗部材との接触不良を見つけました。 普通はバリオームは可動部の接触不良が殆どですが、珍しいと思いました。 一番最初に疑ったものを見過ごしていたのでした。 |
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その結果バリオームを別付けにして、テストとした結果、バッチリ当たっていました。 何日も苦しんだことが一気に解決です。 |
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「RFモジュレーター」を後カバーに固定しました。 これで、普通の使用状態でテストを行います。 |
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最終段階の全ての処置が完了した時点の映像です。 スチル写真ではわかりませんが、嘘のように安定しています。 |
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