レトロラジオ再生工房は永年培った
新旧の技術経験で休眠ラジオを再生させ
昔の文化が甦り現代生活の中で輝かせます。

今までに手がけた一部を紹介いたします。

出来るだけ初期のままの構成を維持したいところですが部品の調達や安全基準の問題で異種の真空管や部品の使用により回路構成の変更改造などが必要になります。

◆自作14吋白黒テレビの修復

1956年頃製作の動作品ですが安全性向上のため
点検・クリーニングを致しました。

↑1956年頃に自作して販売していた白黒テレビです。シャーシー、キャビネットは自分の設計で外注しました。
古くからのお客様が大切に保管されておられましたものを引き取らせて戴き保管しておりました。
今回分解クリーニング点検し、地デジチューナーを接続して使用できるように致しました。
分解は今回初めてになり、50数年の時の流れと製作に没頭した当時を回顧しながらその工程を記録いたしました。

↑50数年ぶりの分解と言うことで、緊張しながら当時を懐かしく思い浮かべながら・・・ノブの欠けたワイヤードリモコン

↑当時では珍しいモーター駆動のワイヤードリモコンのアルプスのロータリーチューナーが見えます。その後カラーテレビの時代になり三洋電機が初めて超音波式のワイヤレスリモコン付カラーテレビ「ズバコン」を発売しました。

↑ 水平出力管の右のGT管は電源用の整流管ではなく、 水平出力の ダンパー管です。

↑フライバックトランス付近は凄いほこりが堆積しています。

↑中央の平たいものはセレン整流器です。 ↑フライバックトランス付近のほこりを除去したところです。

↑ワイヤードリモコン付きのロータリーチューナーは、
高トルクのモーターで駆動しています。       
↑IF増幅回路は斜めにレイアウトしています。
これからシャーシーのクリーニングに取りかかります。
↑キャビネットから取り出したシャーシーを側面から見たところです。大型ケミコンが見えます。 ↑シャーシー全体を後面から見たところです。

↑ナショナルの楕円スピーカーと東芝白黒ブラウン管14WP4
と偏向ヨーク。キャビネットは自分がデザインしてケース屋さんに作らせました。
↑その前に地デジチューナーを接続し確認をしました。
↑真空管の配列を記しました。使用球は15球です。シャーシーは自分の設計して板金屋さんに外注しました。
↑シャーシー内側の全景です。電源トランスは埋め込みにしました。
↑シャーシー内側の左半分

↑シャーシー内側の右半分電源側

↑斜めレイアウトのIF増幅回路と検波回路 ↑映像増幅回路
↑垂直発振/出力回路/同期分離回路 ↑検波回路/映像増幅回路
↑低周波増幅/出力回路/電源トランス ↑電源トランス/水平発振回路/水平出力回路
↑地デジチューナーからRFコンバーターを介しVHF 2CHにて受信

製作後50数年も経過していますが、ブラウン管、真空管をはじめ不良パーツは無く正常に動作しました。
多少の数値変化は当然ありますが、許容範囲でしょう。保管状態も良かったと思います。
今後使用を続ければ状態に変化が出るかも知れません。 次はキャビネットの補修を行いたいと思っております。


【回顧録】一冊の古本との出会い 

 20歳頃のある夜、ふと立ち寄った大阪阿部野橋の古本屋で見つけた「テレビジョン技術」と言う当時でも古く感じた一冊の古本との出会い。
未知の扉を開いたように目を走らせる、各所から専門用語が飛び込んでくる。
テレビジョンの原理は認識していて、ある程度は理解できても、見たことも、触ったこともないものは、想像のしようがない。
「ラスター」と言う記述がどうしても わからない。とにかく購入して、その後何度も読み返しても意味不明のままであった。
しかし、「テレビジョン」と言うものに凄く魅力を感じ虜になっていった。

その後、大阪にテレビ技術の専門学校が開校していることを知り、入学を決意した。
木造の質素な小さな校舎でも向学心に燃えた 皆の目が輝いていた。後日、第1期生であることを知った。
そして、教材として置かれていた10インチのアメリカ製の丸形白黒ブラウン管を見て初めてその謎が解けたのである。


真空管ラジオやテレビの修理ならどんなに古い製品でもご相談ください。
どうしても修理が不可能な場合はレトロな雰囲気を残しながら、改造をいたします。

「レトロラジオ再生工房」が大正、昭和のロマンを復活させます。

ご家庭に年代物のラジオやテレビなどがございましたら
ご連絡をお願い致します。真空管などが紛失していても
代替えの真空管で間に合う場合があります。
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