今年のメインテーマ は、ここ数年来言われている
「ユビキタス社会」その関連のソリューションが、各メーカーから多数出展されていた。
そして「ユビキタスネットワーク社会」のインフラ、ブロードバンド、モバイルネットワーク、デジタル家電や通信などの新技術の競演が見られた。
次世代ディスプレイの「SED」やハイビジョンの「ブルーレイディスク」そして「HD DVD」の製品や試作品ラインアップの意欲的なデモンストレーション。
あまりにも大きなターゲットに向かい合い短時間の興奮気味の取材のため撮り逃がしたことが多く、満足とはいえないが、ここにご紹介をさせていただきます。
Vol-2
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シャープ ビクター キャノン  SEDキャノン 東芝
キャノン 東芝 日立 NEC 富士通
KDDI 三菱 ナショナル ソニー

なんと言っても一番の目玉は「SED」

今回、最も気になったのは次世代薄型ディスプレーの「SED」
とにかく9月14日に報道発表があったばかり、
CEATEC JAPANに出品されるか、心配で、東芝へ訪ねて見ると、
「出品します」と返事を戴いた。こうなると見てみたいのは当然・・・
言ってみれば、この「SED」を見たいために出かけたようなものでした。
キャノンと東芝の共同開発の為両社合同ブースは熱気があふれていた。

↑SEDディスプレーの動作基本原理とPDPとLCDとの特性比較の説明パネル
東芝とキヤノンは14日、共同開発を進めていた薄型パネル「SED」(表面電界ディスプレー)を搭載した大型テレビを2005年に発売すると発表した。
動画表示能力や省電力性に優れた「第三の薄型テレビ」として、液晶やプラズマテレビに対抗するものです。
キヤノンは需要が拡大している薄型テレビ市場に参入することになる。
東芝・キャノン両社は来月、新型パネルを生産・販売する共同出資会社を設立する。そして総額2000億円を投じて生産体制を整備する。
来年8月からSEDパネルを生産する。当面は東芝が全量引き取って50インチテレビに組み上げ、東芝とキヤノンがそれぞれのブランドで販売すると言う。価格はプラズマテレビ並み。
「SED」は薄型でブラウン管同様、早い動きの映像や色再現能力に優れ、省消費電力で理想的なテレビディスプレーで当面全体の20〜30%を目指すという。
これは東芝のブラウン管技術とキャノンの画像再現技術の結集の成果である。
↑キャノン・東芝の合同ブースでデジタルメディア評論家 
麻倉怜士さんの解説を熱心に・・・中央がSEDディスプレー
聞き慣れない「SDE」を強烈にアピール
↑パネルのみのデモ機で駆動部は別置きで
ケーブルで接続いかにも試作品の感じ
発色、応答速度はCRTと同じ、厚さは数センチ
↑色バランスがよく自然な感じ ↑デモ機は36型位だったが、とにかく綺麗だ
↑いつもブースの前の人垣は絶えなかった ↑中央の1台のディスプレーに多くの人々の目が集中した
期待の高さが伺われる
東芝のSED戦略

東芝のAV機器事業部の上席常務の藤井美英氏は
「東芝はPDPテレビや液晶テレビで遅れてきた。
しかし、これからは違う。SEDテレビで一挙に挽回する」
と宣言しています。生産効率の関係で市場投入時には
40インチ型以上だが、2010年頃には30インチ型台まで
小型化したものをラインアップに加えたいと言っています。

長蛇の列はとぎれることはなかった。来年8月の
デビューが楽しみである
つづく
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