故障と思う前に
ここに掲載します各製品の故障症状に対する応急処置は当店の経験に基ずくもので、必ずしも絶対的なものではありません。効果のないときは、故障状態ですので専門技術者に依頼してください。また、分解等により内部の構造物には絶対に触れないでください。結果責任は一切負いません。
 
●テレビ
症状 応急対策
 テレビを移動したら映りが悪く
 なった。
アンテナ線が抜けています。テレビの後ろの[VHF]端子へアンテナプラグを差し込んで下さい。アンテナ線をネジ止めのものもあります。[VHF]と[UHF]別々の場合もあります。
 突然UHFがザラザラして映りが
 悪くなった。  
[UHF]ブースターが付いている場合はブースターの電源部のスイッチが切れています。電源部は目立たないテレビの後ろかテレビ台の下にあります。確認して下さい。
 スイッチON直後にパチパチ・
 シューシュー音がする。
テレビの内部でブラウン管の高電圧の放電と思われます。1分以上経っても同じ状態の場合は電気店にお願いして下さい。内部のほこり等で絶縁不良になっていると思われます。またスイッチを切ってあるのにミシミシときしむような音がするのはキャビネットの温度変化による収縮音です。特に新しいテレビに出ていますが全く心配ありません。
 突然赤や緑一色になる。 ブラウン管の不良と思われます。テレビは赤・青・緑の三原色で成り立っています。ブラウン管の電極の絶縁不良タッチ等が一応考えられます。そのほかにもそのほかにも回路の故障もありますが、まずテレビのボディを叩いてショックで変化したり、時間が経つと変化する場合はブラウン管不良です。ブラウン管は効果ですので7〜8年以上経っているようでしたら買い替えのほうがお得です。
 特定のチャンネルだけ映りが悪
 い。
アンテナ関係の問題もありますが何台かのテレビがありましたら他のテレビの映りを確認して全部同じでしたらアンテナ関係と考えられます。ビデオを接続している場合は感度が落ちますので直接テレビに接続してみてください。また、地域によりどうしても映りにくいチャンネルは仕方ありません。
 リモコンで動作しない。 リモコンの検査方法はビデオ編で述べていますので参照してください。一番多いのはテレビの主電源スイッチが切れている場合です。コードが抜けているとき、特に延長線を使用の場合はその延長線プラグが壁のコンセントから抜けているのも結構あります。
 画面が全体に暗い。 スイッチON後しばらくしても 明るくならない時又、前面扉の中の調整及びリモコンの映像メニューの調整でも明るくならない時はテレビの後ろの[明るさ補正]又は[輝度補正]で調整できますが電気の知識のない方は触らないで下さい。危険です。多くの場合はブラウン管の不良か寿命と思われます。その他は絶対に触れないで下さい。なおメーカー機種によっては調整できないものもあります。
 画面がピンボケになる。 スイッチON後しばらくしてもボケている場合はテレビの後ろの[FOCUS][ホーカス]で調整できますが電気の知識のない方は触らないで下さい。危険です。直らないときはブラウン管の不良か寿命です。
 画面の上部か下部が極端に伸び
 たり縮んだりしている。   
これは垂直回路の故障です。一部の部品を交換しないと直りません。電気店に相談してして下さい。
 画面の上下が均一に伸び過ぎて
 文字等が欠けたり縮んで短く映
 る。
垂直回路の故障ですが調整で直る場合があります。テレビの後ろの[垂直振幅]又は[V-SIZE]で調整できますが電気の知識のない方は触らないで下さい。メーカー機種によっては調整できないものもあります。