2007/12/25(火) 無惨!液晶テレビのパネル破損
もったいない!!買って間もない東芝REGZA 42Z2000
使用者が誤って液晶画面に強く物をぶっつけてしまった。
何故かそれは申しあげられない・・・想像にお任せします・・・
この修理は液晶パネルの交換しか手がない・・・かなりの高額になる。
しかも42インチのフルハイビジョンパネルとくれば、今は37インチがまるまる買えてしまう。
くれぐれもマネをなさらないように・・・
無惨な画面をお目に掛けます。
●画面下右よりの放射状が堅い物体が当たった痕跡です。
2007/10/25(木) 31年前のレトロテレビ復活
9月にお客様から修理でお預かりしたサンヨー 22インチカラーテレビ[C7-223] 製造年1976年で故障状態がラスターのみで映像・音声共出ず。
しかし、チューナー等の部品入手不能のため、東芝25型カラーテレビ 25S17の組み込み行った。
ブラウン管の装着がサイズ的にキャビネットの加工にかなり苦労があった。
修理詳細ページへ
2007/05/08(火) 30年間ご苦労様
今日は修理ではないが、30年間も無故障で動き続けた電子レンジに感謝の気持ちで書きました。
この電子レンジは30年前の1977年製の東芝アラカルトER-678Cオーブングリル機能が最初に付いた物で価格も\150,000程しました。
確かにお客様の手入れもよく製品を大切に使用されてこられたのは言うまでもなく、敬意を表しますが、やはり当時の家電製品のモノづくりの原点が光り褪せることなく、輝いています。
最近の製品が悪いと一言では言えませんが、価格競争と生産拠点が海外依存の状態では、致し方ないのかと、あきらめの境地にもなります。
技術立国日本人のモノづくりの情熱を消さないで欲しいし思います。
そしてお客様も高齢になられていますので、あまり難しいのは敬遠されまして、
同じ東芝製の\34,800のオーブンレンジをお買い求め頂きました。
2007/02/05(月) 高齢者に不向きなデジタルテレビのリモコン
デジタルテレビは確かに高精細、多機能で申し分なく、お客様の満足感は非常に高い。
しかし、その取り扱いに関しては特に高齢のお客様には、決して良い評価は頂いてない。
まず、リモコンボタンの配置と動作のご理解がいただけない。
メーカーや機種により一長一短はあるが、全体の形状をもう少し大きくして、ボタンをなるべく単機能にすると使い易くなると思う。そして普段あまり使わないボタンは収納すれば、常時使用するボタンが見やすくなる。
メーカーとしてはコストダウンは重要だが、リモコンのコストが全体の1%弱と想像するが、もう少しお金をかけて「使いやすさ重視」の方向へ行ってもらいたいものだ。
2007/02/01(木) 地デジOKなのにアナログU/V受信不具合
地デジ対応の液晶テレビ納品時の珍事と言うかトラブルに遭遇した。
地デジの受信は問題ないのに、アナログ放送の特にVHFの受信がノイズっぽくておかしい。他の部屋のアナログテレビ2台は全く異常なく映っている。
アンテナ回路を全て点検するが異常な箇所は見あたらない。デジタルテレビ特有の障害かもしれないと、考えられる事はほとんどやっても、結果は同じ・・・
そこで、ふと頭をよぎるのは、「アンテナゲインの入力オーバー」しかしVHFアンテナは5素子Vはブースターはパスでしかも4分配だから常識的に考えてもオーバーは考えられない。
しかし「疑わしきはなんとやら・・・」そこで工具函に転がっていた「15dB」のアッテネーターをデジタルテレビのアンテナ入力に入れてみた。
すると、なんと吹雪が一瞬、晴天になったように映るではないか!!!
アンテナ入力オーバーで地でデジが不具合はよくあるがアナログに影響が出るのは初めての経験であった。
2006/6/15(木) いきなり逆回転のレコードプレーヤー クリック画像ページへ
一見のお客様からの電話で「愛用の二十数年前のレコードプレーヤーDENON DP-45F
が電源ONすると、いきなり高速で逆回転するので、なんとか修理して欲しい」との依頼で、早速持ち込んでいただいて修理することになった。
商品はクオーツサーボのダイレクトドライブ フルオートプレーヤーであった。
確かに電源スイッチオンでターンテーブルは通常の3〜5倍位の速度で逆回転している。
制御回路の異常と判断、基板をチェック中に3端子レギュレーターの78M05が異常に発熱している。
+5Vが出てない、78M05はOK。明らかに5Vラインの短絡・・・
基板上で何処かがショートしている。7〜8個のICから構成のかなり大きめの基板である 。
結局15カ所目位いで、なんと100μF/16Vの電解コンデンサーの短絡を発見した。
外見はきれいで全く不良らしくない、電解コンデンサーは液漏れで容量抜け等はよくあることだが、短絡は珍しい。
早速交換して正常動作になった。
お客様に大変喜んでいただいたのは言うまでもない。
2006/5/23(火) 30年前のサンヨーカラーテレビの修理 クリック画像ページへ
当店HPからの依頼のお客様のサンヨー22吋カラーテレビ[C7-223]製造年は1976年で30年前でトランジスタIC方式の保存状態の良いテレビで、
故障状態はラスターのみ、特定CHのみ映像かすかに映るというものであった。
診断の結果PIF回路のIC101不具合のため正常なRFAGC電圧がチューナーに供給できずチューナーの感度が上がらず受信不能であった。
IC不良となると、当然入手不能である。
そこで、抵抗×2と電解コンデンサーを追加して、カット&トライで最適なRF AGC電圧を固定で供給して修理完了となった。
2006/1/11(水) エアコンと石油ファンヒーター併用のトラブル
今年は寒さが厳しくエアコン暖房と石油ふぁんヒーターなどを併用しているご家庭が増えている。
エアコンの調子がおかしいから見て欲しいというコールが相次いだが、訪問してみると、全て他の暖房機の併用で室温が上昇し過ぎてエアコンの温度設定以上になっていた為であった。お客様にはわかりやすく説明してご了解を得た。
2005/11/4(金) 偶然、真夜中のテレビで・・・
文化の日11月3日の深夜、正確に言えば4日の1時過ぎ、何気なくテレビをつけると、民放の4CH毎日放送、6CHテレビ朝日、10CHよみうりテレビか停波していた。
2CHNHK総合、8CH関西テレビ(試験電波)、12CHNHK教育と、そしてUHFの19CHテレビ大阪、34CHKBS京都、55CH奈良テレビ、は平常通り放送していた。
UHF局をよく見ると、デジタル障害がかなり改善されている。
これは明らかにVHF波が何らかの干渉をしていたと考えられる。
やはり当夜は何かのテストをしていたのだろうか、それとも偶然か・・・
因みに我が家のアンテナはデジタル障害の対策はしていないのでその差がハッキリしたわけであった。
2005/10/23(日) 2台のテレビのドッキングでブラウン管不良と判明
●別の正常なテレビのCRTのドライブ基板を接続して動作させても全く同様の画面であった。念のため偏向ヨークも交換したが変化なしで、CRTの異常と認めざるを得なかった。 |
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●↓両機のCRTのアースをきっちりとっておかないと高圧のリークがあった。
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2005/10/21(金) 原因不明の不可解な映像?
少々前に原因不明の症状に遭遇した。
1996年製の三菱25C-X30
一見して自動消磁回路のトラブルと思われるが、デガウサーコイルを切り離し、消磁器で磁気抜きしても直らない。
ビデオ入力で無信号時でも暗いが同じ色縞が入っている。
いまだに未解決のままになっている。
●左の国旗の日の丸がハッキリその異常さを示している。
↓白い所と赤いところで色の表示がかなり変わる。 |
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●↓バックの色で色縞の色が変わる。しかし形と場所は変わらない。 |
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2005/08/29(月) デジタルテレビの修理に慣れなければ・・・
初体験の故障修理で戸惑いがあった。
東芝デジタルハイビジョン[28D3000] 2002年製。
●症状 電源入らず
電源オン→一旦電源入るがラスター音声なし→約10秒で切れる→直ぐに入るが、同様の繰り返し、
●写真右のシールドケースの「BSデジタルモジュール」の不良と判定↓
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●基板裏側の4カ所のシールドケース固定の半田を吸い取る。↓
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●接続の平ケーブルやコネクターが7カ所ほど有り、慣れないと交換作業の難易度はかなり高いが一度経験すれば簡単な方だろう。右側の電源基板を外すと作業がやり易い。↓
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●あっけないほどスカッと直った。↓
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2005/06/06(日) 見積もりしなかったのが失敗
一見の30歳代の女性のお客様から「コードレス電話機の親機に虫が入っているから取り出して欲しい」と依頼があった。
電話のやりとりの中でどうやら虫は死んでいるようなので「虫を取り出すのは簡単ではないので、機能上問題がなければ、そのままご使用になられては如何ですか・・・」と言うと、「虫が見えているので気持ちが悪い、どうしても取り出して欲しい」という返事。
それでは、と言うことでお預かりした。
分解してその虫は1.5センチほどのゴキブリであった。
しかも内部は「ゴキブリの巣」状態で基板も糞とかの排泄物でかなりの汚れと悪臭・・・
なんとか清掃して組み立てて、やれやれと見ると、なんとまだ取れてない・・・確かに1匹取れたはず。
もう一度分解してみると確かにブルーの透明のアクリル板の間にもう1匹引っかかっていた。その他周辺部も入念にクリーナーで吸塵して番号などの操作ボタンに気をつけながら組み立てた。
今度は大丈夫と、ふと見ると、なんとなんと、液晶の表示部の隅にゴキブリの足らしきものが見える・・・本体を傾けると位置が変わる・・・
仕方がないのでまたもや分解して、組み立てる。
こうなるとかなり「イライラ」してくる。
修理完了のお知らせをして取りに来て頂いたのだが、更に「イライラ」がつのる結果になった。
修理金額について見積もりをしなかったため、お客様には不満があったご様子だった。
お客様は簡単に思っておられたようだ。
結局、半額にてご了解を頂いたが、苦労の報われない結果になった。
今年は「テレビ放送開始52周年」と「地上デジタル放送開始」2年目を迎える。
自分もテレビに関わって49年目の年になる。殆ど毎日のようにテレビの中を覗いてきた。
おそらく10000台以上のテレビの修理をして来た。
素直に直ってくれるテレビもあれば、なかなか云うことをきかない頑固な故障もある。3ヶ月も半年もかかったものもあった。
テレビは生き物だ、心がある。不思議なほど環境により、変化する、気温、湿度等、敏感に反応する。同じメーカーの同じ機種でも使用者の気持ちにより様々な結果を生む。
地上波アナログ全盛時代からデジタル時代を迎えた。
今後何が起きるか分からない・・・テレビは見るテレビから、使うテレビへと進化していく。われわれの暮らしにどんな恩恵をもたらすか・・・「楽しいかなテレビ人生」
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